一般外科医りくの雑記帳

―私が後輩に伝えたいこと―

【Q&A】一番楽しかった大学の授業は何ですか?

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医師という職業に興味のある高校生向けに講演を行った際に、質問をいただきました。

 

【質問】一番楽しかった大学の授業は何ですか?

 

【回答】

どの授業も大変でした(笑)。

勉強していて内容が面白いなと思う範囲があったとしても、結局は試験で合格点に達しなければ留年してしまうので…。

好きな範囲だけを勉強していれば良いというわけにはいかず、本当に細かい範囲まで満遍なく勉強しなくてはいけなかったので、私にとってはそれが苦痛で仕方がありませんでした。

 

薬の作用機序の勉強(薬理学)や、タンパク質単位での体内作用機序の勉強(生理学)は、あまりに細かい内容であるため、なかなか想像や実感がわかず勉強するのに苦労しました。

逆に、筋肉や骨・血管などの勉強(解剖学)は比較的勉強しやすかったかもしれません。

5年生になると臨床実習といって、病院へ行き各科を回って実習を行うのですが、勉強が嫌いな私にとっては、講堂での座学や実験レポートの作成などよりも、この臨床実習の方が楽しいと感じました。